
職業相談ばかり…実績目当てと思われないか不安
- 相談員は、求職者が「実績目当て」で相談しにくることは百も承知。
- 職業相談が実績だからこそ、雇用保険受給資格者証にスタンプを押してくれる。
- 「認定に来たついでに相談して実績をつくって帰ってくださいね。」と案内しているハローワークもある。

「実績目当て」と思われそう…
この疑問を抱く人は、心根が真面目過ぎます。ハローワークの相談員さんたちは求職者が「実績目当て」で職業相談を利用していることくらい承知しています笑。
さいしょっから実績目当てに決まってるじゃないですか。
だから、優しい相談員さんだと「今日の相談で実績1回になりましたね♪」と親切に言ってくれたりします。
相談員に怒られないか不安
- 「ちゃんと仕事、探してるんですか?」と怒られないか不安
- 面接に落ちてばっかりなので、就職活動のやり方について怒られないか不安
- 仕事を紹介されたのに、断ったら怒られないか不安
仕事探しの本気度・熱量は人によって違うし、それを相談員さんが咎めてくるようなことはありません。面接に落ちてばっかりだと、むしろ心配されるでしょう。

就職活動の本気度なんてわからんよね
相談が仕事紹介の流れになると、なかなか断りにくい雰囲気になります。でも、希望に合わない仕事だったら断っても構いません。断り切れないときは「家に帰って、もう一回検討させていただきます。」と言えば良いです。
ただ、毎回仕事紹介してもらっているのに、毎回断っている状況はあまり好ましくありません。ペナルティもあります。
ハローワーク等が紹介する職業に就くことを正当な理由なく拒んだときは、その日から1ヵ月間、基本手当※の支給を受けることができません。※基本手当=失業手当のこと
東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』
相談員は、相談に応じながらパソコンで相談の中身を入力しています。ハローワークのデータに毎回の相談が記録されているわけです。だから、むやみに仕事紹介をお願いしたり、求人票を出してもらうのではなく、ほどほどに断れるように利用するのがコツです。
良い仕事を紹介してくれるのか不安
- ぜんぜん的外れな仕事を紹介してくる相談員もいる。
- 仕事を紹介してくれたとしても、希望に合わなければ断って良い。
- 仕事紹介の件数が相談員にとっての「実績」になっていることを知っておくべき。
ハローワークで働いている相談員さんたちは、ハローワーク(公共職業安定所または労働局)に業務委託されたキャリアコンサルタントです。じつは相談員さんたちにも「実績」があることを知っておくと良いです。
相談員さんたちにとっての「実績」とは、職業相談で求職者に仕事紹介した件数です。そのため、できれば職業相談で仕事を紹介して件数を稼ぎたいというのが本音としてあります。

なんか仕事紹介したがると思ったら…
的外れな仕事を紹介されたら、断って構いません。また、どこが自分の希望と違うのかをちゃんと伝えることで、仕事紹介の精度は上がっていきます。
ハローワークの求人は地域の企業が集まっているため、地元で就職先を探すのに向いています。転職サイトの求人は全国規模で掲載されているため、比較的大きな企業や都市部で就職したい人に向いています。
幅広く職業相談を利用すれば不安も薄まる
- 転職エージェントに登録して、カウンセリングを受けたり、就業条件等を話し合えば職業相談にあたり求職活動実績になる。
- 派遣会社に登録して、労働条件等を話し合ったり、具体的な派遣先紹介に応じて話し合いになれば職業相談にあたり求職活動実績になる。
- 仕事紹介にかぎらず、求職・就職のアドバイスをもらえるセミナーを受講しても求職活動実績になる。
ハローワークで仕事紹介してもらって面接すれば実績。だと思い込んでいる人もいます。しかし、実績になる求職活動実績はハローワークの職業相談だけではありません。
失業認定申告書の3項目にも、「公共職業安定所」のほかに「職業紹介事業者」「派遣労働事業者」の文字が並んでいるとおりです。
職業紹介事業者とは、いわゆるなどの転職エージェントのことです。

ハローワークの職業相談ってなんか気疲れする
と感じる方は、ハローワークにとらわれず、転職エージェントなど幅広く職業相談を利用すると不安も薄まるでしょう。
求職・就職に関するアドバイスをしてもらうなら、転職エージェントのセミナーを受講するのも方法のひとつです。転職エージェントが実施するセミナーの受講も求職活動実績になります。
まとめ
- 相談員は、求職者が「実績目当て」で相談しにくることは百も承知。
- 仕事を紹介してくれたとしても、希望に合わなければ断って良い。
- 転職エージェントに登録して、カウンセリングを受けたり、就業条件等を話し合えば職業相談にあたり求職活動実績になる。
- 派遣会社に登録して、労働条件等を話し合ったり、具体的な派遣先紹介に応じて話し合いになれば職業相談にあたり求職活動実績になる。
- 仕事紹介にかぎらず、求職・就職のアドバイスをもらえるセミナーを受講しても求職活動実績になる。