オンラインセミナーで求職活動実績【選考とかしないで済む方法】

雇用保険の受給が決まると、毎月2回の求職活動に悩まされるものです。

じつは、民間の職業紹介事業者(転職サイトなど)が行うオンラインセミナー(Webセミナー)を受講しても求職活動実績になります。

申込みの時点では実績にはなりません。セミナーを受講したことが実績となり、1回のセミナー受講が求職活動実績1回分です。

受講後に参加証明書を送ってくれるセミナーなら、失業認定のときに求職活動実績の証明にできるので安心です。

この記事では、オンラインセミナーで求職活動実績をつくる方法と実施中のセミナーについて紹介します。

オンラインセミナーを実施している転職サイト

  • マイナビジョブ20's :首都圏・東海・関西で就職を探している20代限定。平日随時開催のセミナーもある。受講後すぐに参加証明書が届く。
  • doda :地域や年齢の制限はない。受講後のアンケートに回答すると数日後に参加証明書が届く。
ブックマーク!求職活動実績の作り方【失業保険の認定クリア】

求職活動実績になるセミナー

(2) ハローワークが実施するもの(ワークプラザなどを含みます。)
求職申込み、職業相談、職業紹介等(その他、職業講習会、求職支援セミナー…)

(3) 許可・届出のある職業紹介事業者、労働者派遣事業者が実施するもの
求職申込み、職業相談、職業紹介、求職活動方法等を指導するセミナー

東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』

セミナーの受講が求職活動実績になることをハローワークも説明しないし、失業認定申告書にも記述が無いので知らない人が多いかもしれません。

セミナーの受講が求職活動実績になることは、ハローワークのHPや『雇用保険受給資格者のしおり』に書かれています。

1回のセミナーの受講が求職活動実績1回分になります。

ハローワークや転職サイトのアンケートなどで「オンラインセミナーのことを何で知ったか」と聞かれた場合は、『雇用保険受給資格者のしおり』に書かれていたから。と答えるのが適切です。

オンラインセミナー受講の流れ

  1. オンラインセミナーを実施している転職サイトに登録する。
  2. セミナーのスケジュールから選んで、申し込む。
  3. セミナーの開催日に受講する。(←この時点で実績)
  4. 失業認定申告書の3-(1)求職活動欄に記入する。

失業認定では、セミナー受講後に送られてきた参加証明書を失業認定申告書と一緒に提出すると信用を得やすいでしょう。

セミナーを実施している転職サイト

  • マイナビジョブ20's :首都圏・東海・関西で就職を探している20代限定。平日随時開催のセミナーもある。受講後すぐに参加証明書が届く。
  • doda :地域や年齢の制限はない。受講後のアンケートに回答すると数日後に参加証明書が届く。

マイナビジョブ20’sのオンラインセミナー

マイナビジョブ20'sのセミナースケジュールの画像

出典: マイナビジョブ20's

マイナビジョブ20’sは、首都圏・東海・関西で就職希望の20代限定の転職サイトです。利用者は限定されますが、そのぶん的確なサービス・サポートを受けられるメリットがあります。

第二新卒・未経験業種への転職に強いです。

マイナビジョブ20's のセミナーを受講できるのは、首都圏・東海・関西の20代の特権です。

実施中のセミナー

  • 初めて転職する方に向けたセミナー
  • 職種別セミナー(営業職・事務職・エンジニアなど)
  • 既卒・第二新卒のためのセミナー
  • 履歴書・職務経歴書の作成アドバイスセミナー

dodaの転職セミナー

出典: doda

dodaは、全国展開している転職サイトで、求人サイトと転職エージェントが合体した総合転職サービスです。

業界・業種経験者の転職への転職に強いです。

doda は全国各県に拠点を持つため、誰でも利用できるのが便利です。

実施中のセミナー

  • 面接力アップ(自己PR・志望動機・採用者視点)セミナー
  • 面接突破トレーニング
  • 業界別セミナー(IT・物流など)
  • 履歴書・職務経歴書セミナー

失業認定申告書の記入

オンラインセミナーによる求職活動実績を失業認定申告書に記入する例を示す画像

ア 求職活動をした

  • 求職活動の方法:(イ)職業紹介事業者による職業相談、職業紹介等
  • 活動日:オンラインセミナーを受講した日付
  • 利用した機関の名称:転職サイトの名称
  • 求職活動の内容:オンラインセミナーの名称

セミナーの参加証明書は実績の証拠

求職活動実績は原則的に自己申告です。オンラインセミナーの受講でも証明書は必要ありません。ただ、参加証明書があると失業認定のときにスムーズです。

ハローワークから「本当にセミナーを受講したのか」と疑われるのが心配な場合は、参加証明書をプリントして提出すると良いでしょう。

マイナビジョブ20's の場合は、セミナー受講後すぐに参加証明書がメールで送られてきます。

doda の場合は、セミナー受講後のアンケートに回答すると数日後に参加証明書がメールで届きます。

ハローワークはオンラインセミナーなし

ハローワーク
セミナー
転職サイト
セミナー
主催 ハローワークが実施 マイナビジョブ20's doda などが実施
利用料 無料 無料
特徴 申込みから受講まで数週間かかる。開催頻度が少なめ。都市部は申込みが殺到するため受講しにくい。 申込みの当日~数日後に受講可能。随時開催しているため申込みやすく、オンラインで受講できる。

急ぐなら転職サイトのセミナーが良さそう

ハローワークは、求職者支援セミナーを定期的に実施しています。ただ、残念ながら定期的なオンラインセミナーはありません。

実施しているのはほとんどが都市部のハローワークであり、開催頻度が少ないため申し込みが殺到してすぐに定員が埋まってしまいます。

転職サイトが実施するオンラインセミナーを受講する方が効率です。

まとめ

  • 失業保険の受給に必要な求職活動実績は、民間の職業紹介事業者(転職支援サービスなど)が行うセミナーを受講しても実績になる。
  • 求職活動実績は原則的に自己申告。オンラインセミナーの受講では、とくに受講した証明等は必要ない。
  • マイナビジョブ20's :首都圏・東海・関西で就職を探している20代限定。平日随時開催のセミナーもある。受講後すぐに参加証明書が届く。
  • doda :地域や年齢の制限はない。受講後のアンケートに回答すると数日後に参加証明書が届く。