ハローワーク職業相談のみで2回分の求職活動実績作りする方法

失業保険(雇用保険)の受給に必要な求職活動実績は、ハローワークの職業相談のみでも実績として申告できます。

ハローワークで職業相談すると、1回の相談が求職活動実績1回分になります。ただし、1日に何度相談してもその日は1回分としてカウントされます。

もし、職業相談のみで求職活動する場合は、別な日に相談して2回分の求職活動実績にすると良いでしょう。

求職活動はハローワークの職業相談だけではありません。転職サイトで求人に応募する方法なら1社への応募が1回分の実績になります。転職サイトのセミナーを受講する方法なら1回の受講が1回分の実績になり、応募や面接がいらないので楽ちんです。
ハローワーク職業相談はどんな感じか【やり方・持ち物などを解説】

職業相談のみで実績2回分

  1. ハローワークの受付で職業相談を申し込む。
  2. 職業相談の窓口に行って、相談員に相談する。(←この時点で実績)
  3. 失業認定申告書の3-(1)求職活動欄に記入する。
  4. これを2回くり返す。

ハローワークで職業相談すると、1回の相談が求職活動実績1回分になります。

職業相談のみで2回分の求職活動実績にしても大丈夫です。その場合は、失業認定申告書に2回分の職業相談を記入して申告します。

ただし、1日のうちで職業相談が実績になるのは1回分だけです。これは「相談」という行為を分けて考えることができないためです。

あのー、さっきとは別の相談なんですけど

相談は相談です!さっきの続きでしょ?

職業相談のみで求職活動実績2回分を作るときは、別な日にもう一度ハローワークで職業相談することになります。

もし、失業認定に通っているハローワークが遠い場合は、自宅から近いハローワークで職業相談しても構いません。隣町のハローワーク(またはハローワーク関連施設)が近い場合はそちらで職業相談して実績作りすると良いでしょう。

職業相談からの紹介は実績2回分

一連の活動だが、2回以上の求職活動実績とみなす場合

(1) 職業相談に引き続き職業紹介を受けた場合

東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』

ハローワークで職業相談して、そのあとに紹介を受けたときは2回の求職活動実績になります。こういう場合は、相談員が「2回の求職活動になりましたね。」と声をかけてくれたりします。

雇用保険受給資格者証にスタンプが2つ押してあれば2回の求職活動実績の証拠になります。

もし職業相談から紹介してもらったときに、それが実績2回分なのかどうか分からなければ、遠慮せずに相談員に確認してみると良いでしょう。

職業相談からの紹介が実績2回分とは知らなかった。

職業相談を受けつつ、よい求人があれば紹介してもらうのが自然な流れです。

一連の選考過程は実績1回分

書類選考、筆記試験、採用面接等が1つの求人にかかる一連の選考過程である場合には、そのいずれまでを受けたかにかかわらず、1回の応募として取り扱います。

東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』

1つの求人に対する紹介→応募→選考→面接の連続した求職活動は、1つの求職活動実績としてみなされます。

紹介を受けて1回。面接を受けて1回。とはならないことに注意が必要です。これは、職業相談だけでなく求人に応募する場合も同じです。

たとえば紹介→面接は1回の求職活動です。

相談のみで実績作りのコツ

  • 家から近いハローワークで相談する
  • 紹介されないように話を進める
  • 実績目当てで職業相談してよい
  • スタンプを2つ集める

家から近いハローワークで相談する

職業相談は、失業認定に通っているハローワークじゃなく、別のハローワークでも相談でき、求職活動実績になります。

もし家の近くに別のハローワークがあるなら、そのハローワークに行くのが手っ取り早いでしょう。

私は家の近くに「ワークサポート」があったので、毎回そこで職業相談して求職活動実績にしていました。

紹介されないよう話を進める

職業相談のなかで仕事を紹介してもらう流れになると、紹介を断りにくくなり、相談時間が長くなります。

求職活動実績が目的の場合は、紹介されないように話を進めるのがコツです。

実績目当てで職業相談してよい

ハローワークの相談員は、求職者が失業認定のための実績目当てに職業相談しにきていることくらい、当然わかっています。

「実績目当てに職業相談してると思われるんじゃないか…」という心配をする必要はありません。

むしろ、ハローワークが「職業相談すれば実績になります。」と案内しているので堂々と利用すればよいのです。

スタンプを2つ集める

ハローワークの職業相談は、相談の終わりにスタンプをもらえます。
手早く職業相談が終えるなら、「あとは家で検討します。」と話を終えてしまうのが良いでしょう。
スタンプを押してもらえる雰囲気が無いときは「スタンプをお願いします。」と切り出して大丈夫です。

職業相談で相談できること

  • 自分に合う仕事・適職について相談する
  • 仕事の紹介をお願いする
  • 履歴書・職務経歴書をチェックしてもらう
  • 求人票の応募状況を教えてもらう

ハローワークの職業相談で相談できることは、求職・就職に関することならなんでも大丈夫です。

仕事の紹介をしてもらって面接まですれば実績。と思っている方もいるかもしれませんが、じつは職業相談窓口で相談した時点で実績になります。失業認定申告書3-(1)求職活動欄に「職業相談」と記入して申告できます。

自分に合う仕事がわからないので適職について相談したい。職業紹介してもらった会社に出す職務経歴書をチェックしてもらいたい。というような相談でも応じてもらえます。

職業相談で相談できることや、手早く終わる方法はこちらの記事で解説しています。

失業認定申告書の記入

ハローワーク職業相談のみでの求職活動実績を失業認定申告書に記入する例を示す画像

ア 求職活動をした

  • 求職活動の方法:(ア)公共職業安定所…による職業相談、職業紹介等
  • 活動日:職業相談をした日付
  • 利用した機関の名称:利用したハローワークの名称
  • 求職活動の内容:紹介された状況、求職活動の進展など

ハローワークで職業相談のみ2回分の求職活動をおこなった場合は、3-(1)(ア)に〇を付けて、職業相談2回分を並べて記入します。

これで2回分の求職活動実績として申告できます。

まとめ

  • ハローワークで職業相談すると、1回の相談が求職活動実績1回分になる。
  • 実績作りは職業相談のみでもよい。失業認定申告書に2回分の職業相談を記入して申告する。
  • 1日のうちで職業相談が実績になるのは1回だけ。
  • 1つの求人に対する紹介→応募→選考→面接の連続した求職活動は、1つの求職活動実績としてみなされる。
  • ハローワークで職業相談して、そのあとに紹介を受けたときは2回の求職活動実績になる。
  • ハローワークの職業相談で相談できることは、求職・就職に関することならなんでも大丈夫。
  • 転職サイトで求人に応募する方法なら1社への応募が1回分の実績になる。転職サイトのセミナーを受講する方法なら1回の受講が1回分の実績になり、応募や面接がいらないので楽ちん。