求職活動実績の作り方
失業保険を受給するために必要な求職活動実績には、毎月頭を悩まされるものです。
ハローワークで紹介を受けて面接すれば実績になる。
と思い込んでいる方もいますが、じつは実績になる求職活動は失業認定申告書や『雇用保険受給資格者証のしおり』に書いてあります。
わざわざ面接までしなくても求職活動実績になる。それらの実績の作り方をまとめました。
もくじ
求人応募での作り方
転職サイトから求人に応募する
- 直接応募できる転職サイトに登録する。
- サイト内で履歴・職歴を入力する。
- 求人を探して応募する。(←この時点で実績)
- 失業認定申告書の3-(2)応募欄に記入する。
転職サイトから求人に応募する方法は、もっとも手早い実績の作り方です。応募したあとに断ることになっても、応募時点で実績として申告できます。
職業相談での作り方
ハローワーク職業相談・職業紹介
- ハローワークの受付で職業相談を申し込む。
- 職業相談の窓口に行って、相談員と求人について相談する。(←この時点で実績)
- 失業認定申告書の3-(1)求職活動欄に記入する。
時間が無いときは、自宅から一番近いハローワークで職業相談をするのが確実です。
職業相談の終わりに雇用保険受給資格者証にスタンプをもらえます。このスタンプは認定のときに求職活動したことを証明するものになります。
転職エージェントや派遣会社で相談をする
- 転職エージェントまたは派遣会社に登録する。
- カウンセリングの案内が届いたら相談(サービス利用方法や就業条件等の話し合い)の日時を決める。
- 転職エージェントや派遣会社に行って相談を受ける。(←この時点で実績)
- 失業認定申告書の3-(1)求職活動欄に記入する。
『雇用保険受給資格者のしおり』を読まないと気付きませんが、転職エージェントや派遣会社とでカウンセリング・就業条件等の相談をすると職業相談の実績になります。
セミナー受講での作り方
ハローワークが実施するセミナーを受講する
- ハローワークでセミナーの案内パンフレットを入手する。
- 受講したいセミナーを選択して申し込む。
- セミナー開催日にセミナーを受講する。(←この時点で実績)
- 失業認定申告書の3-(1)求職活動欄に記入する。
セミナー受講が終わると雇用保険受給資格者証にスタンプをもらえます。セミナーの開催頻度が少なく、申込者が殺到するので受講しにくいのが難点です。
転職サイトが実施するセミナーを受講する
- 転職サイトに登録する。
- 転職サイトのHPでセミナーのスケジュールを見て申し込む。
- セミナー開催日にセミナーを受講する。(←この時点で実績)
- 失業認定申告書の3-(1)求職活動欄に記入する。
転職サイト(転職エージェントなど)が実施する求職関係のセミナーを受講しても求職活動実績にできます。ハローワークが積極的に案内していないのであまり知られていませんが、『雇用保険受給資格者のしおり』では案内されています。
転職フェアでの作り方
転職フェアに参加して企業担当者と面談する
- 転職エージェントに登録する。
- 転職エージェントのHPで転職フェアのスケジュールを見て申し込む。
- 転職フェア開催日に参加して、企業担当者を面談する。(←この時点で実績)
- 失業認定申告書の3-(1)求職活動欄に記入する。
転職フェアに参加して、積極的な求職活動に発展した場合は求職活動実績にできます。参加だけでは実績とは見てもらえないハローワークがあります。ネットで参加できる転職フェアも開催されています。
そのほかの方法での作り方
国家資格や検定を受験する
- 国家資格や検定に申し込む。
- 試験日に受験する。(←この時点で実績)
- 失業認定申告書の3-(1)求職活動欄に記入する。
再就職に活かせる国家資格や検定を受験した場合は、その受験を求職活動実績にできます。残念ながら勉強期間は求職活動とは見てもらえません。勉強期間に失業手当を支給してもらうためには、はなんらかの方法で求職活動を行って実績を作る必要があります。
Q&A
気分的に楽な実績の作り方は?
セミナーを受講する方法です。セミナーを実施している転職サイトは限られますが、頻繁に開催されているため受講しやすく実績にもしやすいです。誰かと話したり相談する必要がないため気楽です。
もっとも手早い実績の作り方は?
転職サイトから求人に応募する方法です。転職サイトで職歴を入力して、サイト内の求人ページで応募ボタンを押すだけで応募が完了します。応募した履歴が転職サイトのマイページに残るのも安心です。
転職サイトから応募したあと断ってもいいの?
応募が求職活動の実績になります。応募したあと検討した結果、その後の選考を断っても構いません。1社への応募が求職活動実績1回分です。