失業保険を一度もらうと次は何年後にもらうことができるのか。
失業保険の受給資格が決定すると、これまでの雇用保険加入期間がリセットされます。
次の就職先ですぐに雇用保険に加入できれば、1年後には自己都合退職しても失業保険をもらう権利がある状態になっています。
つまり、失業保険は雇用保険加入期間の条件を満たしていれば、何度でも受給することができるわけです。
もくじ
失業保険を一度もらったら
- 失業保険を一度もらったら、受給資格決定の時点で雇用保険加入期間はゼロになる。
- 次の就職先ですぐに雇用保険に入れば、自己都合退職なら12ヶ月の加入期間で失業保険を受給できる状態になる。
- 失業保険は、雇用保険加入期間が条件を満たしていれば何度でももらえる。
失業保険を一度もらったら、これまでの雇用保険加入期間がゼロになるとうところが気になるという人は多いでしょう。
失業保険の受給資格が決定すると同時に、雇用保険加入期間に応じた給付日数が決まります。つまり、給付される金額が決定するということです。
そのため、この時点でいったん雇用保険加入期間をゼロにすることになっています。
しかし、次の仕事で雇用保険に加入すれば、ふたたび雇用保険加入期間がつくられていきます。またいつか仕事を辞めた時点で雇用保険加入期間が条件を満たしてさえいれば失業保険を受給することができます。
一度もらうと次は1年後
- 自己都合で退職した場合、最短で1年後。
- 会社都合で退職した場合、最短で半年後。
- 就職先ですぐに雇用保険に加入できれば、自己都合で辞めても1年後には失業保険をもらう権利を得ることになる。
失業保険を一度もらうと次は何年後にもらえるのか。というのは、次の仕事の退職理由と雇用保険加入期間によって決まります。
- 自己都合で退職する場合は、雇用保険加入期間が過去2年間に12ヶ月以上。
- 会社都合で退職する場合は、雇用保険加入期間が過去1年間に6ヶ月以上。
最短1年後に失業保険を受給できる状態にするには、次の仕事ですぐに雇用保険に加入し、12ヶ月以上の加入期間をつくればよい。ということになります。
一度もらうとリセット
- 失業保険を一度もらったら、これまでの雇用保険加入期間がリセットされる。
- リセットされても、ふたたび雇用保険に加入すれば失業保険の権利は復活する。
- 雇用保険に加入しない期間が1年以上継続した場合もリセットされる。
失業保険を一度もらったら、これまでの雇用保険加入期間がリセットされます。正確には、失業保険の受給資格が決定したときにリセットされることになります。
- 雇用保険加入期間のリセットと引き換えに、失業手当を受給する権利が発生する。
- 失業手当は、雇用保険加入期間に応じた日数分を受給できる。
- 失業手当を一度もらわずに就職した場合は、就職手当として受給できる。
リセットされても、ふたたび雇用保険に加入すれば失業保険をもらえる権利が復活します。
雇用保険リセットの条件
雇用保険加入期間がリセットされる条件は、失業保険の受給資格が決定したときです。
失業保険の受給資格が決定して、一度も失業手当を受け取っていなくてもリセットを取り消すことはできません。
一度、失業保険の受給資格が決定すると、受け取っていない分の失業手当は就職手当として受給することになります。
雇用保険加入期間がリセットされない場合
雇用保険加入期間がリセットされない場合とは、失業保険の給付申請をせず受給資格が決定しなかったときです。
退職後すぐに次の就職をした場合や、貯蓄で生活しながら就職を探す場合は、失業保険の給付申請しなくても良いでしょう。
失業したけど失業保険の給付申請をしなかったときは、これまでの雇用保険加入期間はリセットされずに、次に加入した雇用保険に合算されていくことになります。
雇用保険のリセットのデメリット
雇用保険加入期間がリセットされることのデメリットは、次の就職先で雇用保険に加入して一定期間が経過しないと権利が復活しないことです。
- 次の就職先を自己都合で退職するなら、過去2年間のうち12ヶ月以上の雇用保険加入期間が必要となる。
- 次の就職先を会社都合で退職させられたなら、過去1年間のうち6ヶ月以上の雇用保険加入期間が必要となる。
雇用保険加入期間がリセットされても失業保険を受給するか。それとも雇用保険加入期間の継続を大事にするか。これは人によって考え方が違うところです。
一度もらうともらえないわけじゃない
- 失業保険を一度もらったからと言って、二度ともらえなくなるわけではない。
- 雇用保険加入期間が条件を満たしていれば、何度でも受給する権利がある。
失業保険を一度もらうと二度ともらえないということはなく、条件を満たしていれば何度でももらえます。
- 自己都合で退職する場合は、雇用保険加入期間が過去2年間に12ヶ月以上。
- 会社都合で退職する場合は、雇用保険加入期間が過去1年間に6ヶ月以上。
雇用保険に加入しながら働き続けているうちは、何度でも失業保険をもらえることになります。
まとめ
- 失業保険を一度もらったら、受給資格決定の時点で雇用保険加入期間はゼロになる。
- 最短1年後に失業保険を受給できる状態にするには、次の仕事ですぐに雇用保険に加入し、12ヶ月以上の加入期間をつくればよい。
- 失業保険を一度もらったら、これまでの雇用保険加入期間がリセットされる。
- 失業保険を一度もらうと二度ともらえないということはなく、条件を満たしていれば何度でももらえる。
- 求人サイトで求人に応募する方法なら1社への応募が1回分の実績になる。転職サイトのセミナーを受講する方法なら1回の受講が1回分の実績になり、応募や面接がいらないので楽ちん。
失業保険は1度もらうと次は何年後にもらえますか？
次の就職先ですぐに雇用保険に加入したとすると、1年後には自己都合退職しても失業保険をもらえる状態になります。